名前は見えないように

子供たちは家庭や学校でも防犯教育を多少は受けていると思うので、知らない人に声を掛けられて安易についていく子供はほとんどいないかもしれませんね。でも最近では犯罪者側の手口も実に巧妙なものになりつつあるので、子供が冷静な判断をできずに不審者などの誘いに乗ってしまう事件が起こっているそうです。

子供というのは相手が自分の名前を知っていれば、親の知り合いかな?と思うこともありえます。あたかも知り合いかのように気さくに話し掛けられれば、気を許してしまうのも無理はないと思います。でも犯罪者は子供のランドセルやランドセルにかかっている手提げ袋、もしくは靴などの持ち物に記入されている名前を見て声をかけているんです。以前は幼稚園や保育園、学校でも『持ち物には見やすいところに名前を書くように』と子供達は教えられてきたと思います。でもそれが子供を狙った犯罪が多い今日では、分かりやすいところに名前を記入するというのは危険なことになりつつあります。ランドセルはもちろん、子供の持ち物には、内側や裏面など見えにくいところに名前を書くことが防犯の基本ですよ。名前の代わりに決まったマークなどつかって目印にする方法なんかもありますしね。

また子供の名前ばかりじゃなく、お母さんやその子の家族の名前を調べていて、その名前を使って家族が事故に遭ったなどと嘘をついて子供を誘い出すという事件もあるんです。家庭ではどんな場合であっても、とにかく知らない人には絶対ついていかないことを普段から徹底して教え、場合によっては助けを呼ぶことや、防犯ブザーの使い方を教えておくということが必要です。

また、最近はあまりないですが、自宅の表札に家族全員の名前を表示するというのも避けた方がいいでしょうね。子供の防犯で重要なことは、学校関係でもなく、親しい関係でないところでは子供や家族の情報を表に出さないようにすることなんです。。

子供だけの留守番

子供が大きく成長するとともに、子供だけで留守番をする機会がいずれはやってきますよね。留守番は子供が自立するために必要な過程ではありますが、親は子供だけの留守番にさまざまな危険が伴うんだということをしっかり知っておく必要があります。

子供を安全に留守番させるために、まず親が出掛けた後には必ず玄関を中から施錠させるようにしてくださいね。来客があっても安易にはドアを開けないことを教えなければいけません。ドアホンなどで相手をしっかり確認して、知らない人だったりして迷った場合は絶対に開けてないということが大事だと思います。これまでにも子供だけの留守番だけじゃなく、女の人だけの在宅中に宅配便を装った男に家へ侵入されるという事件が起こっていますから相手の確認にはしっかり気を配るようにしましょう。また電話が鳴った時の対応というのも大切なんですよ!留守番中には電話に出させないことも1つの方法なんですが、相手に留守だと思われると犯行の対象になることも考えられるので、ある程度電話の対応ができる子供であれば、相手に『親は今手が離せない』などと伝えさせて、『親が不在』ということを相手に知らせないようするというのも有効な方法。また自宅に帰宅してきた時には、例え誰もいないとわかっていても、必ず大きな声で『ただいまー!』いう習慣もつけさせておくのも有効だと思います。

何か不安なことが起こったら、すぐ親の携帯電話に連絡させるように普段から教えておきましょうね。子供を留守番させる時に絶対に安全という環境を作ることはおそらく不可能なこと。でも、できる限り安全に留守番させるためには、不審者に『家には子供だけじゃないんだ』と思わせる様々な工夫をこらして、施錠などの防犯対策はしっかりした上で、なるべく早めに帰宅することが大切ですね。

子供110番の家

今、街を歩いていると、『子供110番の家』と表示されている家をよく見掛けると思います。

子供110番の家とは、子供たちが登下校時や外出時にもし危険な目に遭った場合に助けを求める場所ですね。警察や自治体の防犯対策として設置が推進されています。子供110番の家は、平成6年に岐阜県で下校途中の小学生が殺害された事件がきっかけで同県の小学校区から始まった防犯活動なんです。現在では全国的に広がり、その数は200万か所以上に上回ると推定されているそうです。通学路はもちろん、子供たちの遊び場に近い場所を中心に、必ず誰かが在宅していて、非常時にきちんと対応できる家庭に協力を求めて設置されているものです。

子供110番の家の役目は、子供が助けを求めた時に子供から状況をしっかり聴き、状況に応じて警察や家庭、学校などへ連絡して、保護者が迎えに来るまで子供を安全に預かるという所のようです。最近ではコンビニやガソリンスタンド、スーパーなどの店舗にも協力店が増えているそうです。子供110番の家は玄関や門などに分かりやすいように表示板がかけられているので、あらかじめ何処にあるかをちゃんと知っておくことが大切なんです。

子供110番の家の設置の目的は、地域全体で子供達を見守っているということを不審者にアピールして、不審者が近づきにくい地域を作ることが目的の1つにあります。子供達は地域全体で見守られているということによって、安心して行動することができますよね。実際の防犯効果は測ることができないのですが、このような活動がどんどん広がっていき、子供が安全に暮らせる環境を実現させることが望まれています。

防犯ブザー

子供の防犯対策として防犯ブザーを持たせる方法がよくありますよね。
防犯ブザーとはストラップを引っぱるなど、簡単な操作にで大音量を発信する小さな装置ですね。不審者や痴漢が近づいた時に周囲の人に知らせ、相手を驚かせて退散させることを狙いとしているんですね。わたしも小学生の時に小さいスプレーみたいな形した大きい音が鳴る防犯ブザーを持たされました。

かつて防犯ブザーといえば女性が夜道や人気のない暗いところの1人歩きには必需品とされていたものだと思います。最近では子供を狙った犯罪が増加してしまっていることもあり、子供でもできる簡単な操作で比較的高い効果が期待できる防犯ブザーが子供たちの必須アイテムとなりつつあります。また防犯対策として子供に配布している小中学校も増えているそうです。この防犯ブザーの需要が高まるとともに、販売される防犯ブザーも色々なものが出てきていて、シンプルなデザインのものから人気キャラクターのもの、万歩計がついている多機能なもの、そしてなんとライト付きやゲーム付きのものまで販売されているそうです。

当たり前のことですが子供の防犯ブザーを購入する際にはそんな変わった機能やデザインにはとらわれず、防犯ブザーの目的を優先することが大事ですよ。まず十分な音量であるかどうかを確認することがいいと思います。市販のものには、実際に鳴らすと案外音が小さかったり、携帯電話の音色と似ていたりするものがあるらしいです。購入する時には実際に鳴らしてみて、しっかり確認するといいでしょうね。日本では国の防犯対策の1つとして防犯ブザーの性能基準を設定しているんですが、保護者は子供が日頃から防犯ブザーをおもちゃ扱いして鳴らさないようにしっかり教育をして、本当にいざという時にはちゃんと効果を発揮できるように電池の消耗や故障に注意しておくことが大切ですよ。

子供に防犯教育を!

子供が犠牲になってしまう犯罪が近年後を絶ちませんよね・・・。では一体どうすればいいのでしょう。

子供が犯罪に巻き込まれないためには、大人が安全な環境を整えることが重要ですよね。それと同時に、子供にもしっかりした防犯意識を持たせることが大切なんです。そこで重要なのが学校や家庭、地域での防犯教育だと思います。

最近では小中学校で防犯ビデオやDVD、パソコンソフトなどによる防犯教育が行われているようです。実際に危険が起こった場面をシミュレーションした実践的な訓練が行われている学校もあるそうです!どこの地域でもここまで徹底してほしいですよね!今や防犯教育というのは教育機関や地域において、最も重視されている課題なのかもしれません。家庭においては日頃から『知らない人にはついていかないようにね』と小さい幼児期から常日頃から言い聞かせておくことが防犯教育の基礎だと思います。これはわたしたちも昔から言われてきたことだと思います。

そして常に親と一緒に行動する幼児期であっても、買い物先などの人の多い所への外出で、ほんの少し目を離した瞬間に子供に危険が忍びよるという可能性もあるんだということを頭に入れておいてください。また小学生になると子供だけで外出する機会が急激に増えますよね。自転車なんかにも乗ったりして行動範囲も一気に広がると思います。親や学校から防犯グッズを持たされる子供が増えていると思いますが、防犯グッズをおもちゃ代わりにしてしまわないようにきちんと正しい使い方を日頃から教えておくことが必要なんですね。そして毎日なるべくなら近所の子供と一緒に登下校させて、緊急時には大人の居る場所や子供110番の家へ逃げこんで、助けを求めるということも教えておかなければいけませんよ。

日本は他国と比べたらまだまだ防犯意識が低い国だと言われているそうです。犯罪から子供たちを守るためには日頃から大人と一緒に防犯を実践して、『自分の身は自分で守る』ということをしっかり教え、子供の防犯意識を高めることが最も大切なことなんですよ。

子供の防犯の必要性

近年、子供を狙った犯罪などが多く発生していて、テレビなどで毎日頻繁に報道されてますよね。中にはすごく痛ましい事件や凶悪なものもたくさんあって、犯罪によって命を落とす子供が後を絶ちません・・・。

警察庁の調査によれば、実際に子供が被害となる犯罪は2001年までは増加していたようですが、2001年をピークに最近までは減少傾向にあるらしいです。これは人々が増加する犯罪に対しての危機感を感じていて、そのため防犯の必要性を感じ、自ら積極的に防犯に取り組んだ結果だと考えられます。子供を守るのはわたしたち大人の役目ですからね!それでも依然として子供の犯罪被害は年間30万件以上に上回っているそうです。

中でも窃盗は最も多いらしく、その次に誘拐、暴行、傷害、強制わいせつ、恐喝などが続いているそうです・・・。また、犯罪によって命を落とす子供の数は減少していないようで、横ばい状態だとのこと。さらに犯罪の検挙率を見ると、それまで100%だった検挙率は2004年には70%台に落ち込んでいるそうです・・・。でも防犯意識の向上や地域の連携した活動によって、2006年には90%台にまで戻っているそうですけどね。犯罪の総数が減少したとはいえ、まだまだ安心して暮らせる社会とは言えないのが現状のようですね・・・。

子供が被害者となってしまう痛ましい事件を耳にする度に、人事とは思えず、誰しも恐怖と怒りでいっぱいだと思います。まして同じ子供を持つ親ならなおさらでしょう。犯罪による子供の被害をこれ以上増やさないためにも、徹底した防犯の必要性が高まっているんですね。そのために私たち大人が犯罪の現状をしっかり把握して、適切な防犯の実践と子供へも防犯教育が必要となっている時代がきているのです。

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